4連スロットル制御
今まで4連スロットル制御をしていながらこのページで紹介していませんでしたが
一度、自分でもしっかりまとめてみようと思いこのページを書くに至りました。
私の場合はECUがモーッテクということもあり現在ではスピードデンシティ方式(いわゆるアクセル制御)にしております。
4スロを組み付け当初はバキュームタンクからの負圧制御にしておりましたが
アクセルへのレスポンスがいまいち鈍いためにこの制御にしてしまいました。
多分アクセルを入れてからバキュームタンクの負圧が一定する時間がレスポンスの悪さにつながっているのでしょう。
しかし、スピードデンシティ方式にも短所があります。
エンジン負荷に追従させた制御ができないという点でしょう。
そのため、あるギア(私の場合は3速、4速)での制御は丁度いいのですが、それ以上以下のギアでは燃料制御がズレてきてしまうようです。
その為、1速、2速ではマフラから火が出るほど濃く、5速では燃費運転の燃料の濃さになってしまいます。
ただし、エンジンが壊れるほどのことではないのですが。
(参考までに各8000回転での空燃費は±0.5以内に収まっています。また、各ギアへの補正も使用できるので問題になりません。
ちなみにこの空燃費はNEKOのA/F640を使用し測定しております))
また、4スロにして一番困るこは寒いときの暖機運転(コールドスタートインジェクタとバイパスバルブが無いため)ができないという点でしょう。
近頃は暖機運転用のバイパスバルブを86の純正スロットルから外し流用するということがありますが実際にはどうなのでしょうか。
個人的ではありますがエンジンを始動してからしばらくアクセルを少し入れておくことで解決してしまうことから流用しなくてもよいかと思っております。(ただし、アクセルを抜くと止まってしまう。)
実際にどのような配管にしているかと言いますと。以下のようになっています。
まず、ブレーキの負圧は4番スロットの負圧穴から。これは1番に付いていたパイプと交換します。
チャコールキャニスタは接続せず。
しいて言えばダッシュポッドの配管だけは負圧の安定するところから取るようにしましょう。
その他の配管はスロットル上の配管から取るようにしております。
実際にこの方法で困ったことはありません。
アクセルワイヤですが私の場合はAE92用のものを改造して使用しております。
この改造自体はさほど難しいものではないでしょう。
また、巷ではEP72用を使用しているようです。
私の場合は92用を取り付けてから知った為、実際の物は見ておりません。
最近ではスロットルワイヤの取り付け位置を変更し86のアクセルワイヤでも接続できるものも出てきてはいますが。
また、ガソリンの配管ですが86用では長さが足りません。
ですので解体車からガソリンの配管をもらい、それを継手を使用し接続します。
(この方法で接続する場合、ガソリンの配管かなりの圧力がかかるため十分な抜け防止をしてください。)
また、デリバリホースへの接続は4番から入り1番から抜けるよう接続します。
4連スロットルを使用するに当たってはこのようなことだけで終わってしまいます。
以上が私が実際に取り付けたときの内容です。
16Vエンジンに取り付ける場合でも上記のようなことに注意をしていけば簡単に取り付けることができると思います。