リアブレーキキャリパのオーバーホール
もうすぐ車検を切ってしまい自走できなくなってしまう前に今までやっていなかったリアブレーキキャリパのオーバーホールをしてあげたほうが良いでしょうということでO/Hを行います。
これがオーバーホールキットです。
品番と価格は以下のようになっていました。
品名 | 品番 | 価格 |
ブレーキキャリパO/Hキット | 04479-12110 | 2990円 |
でこれが商品の写真です。
では実際にオーバーホールをして見ましょう。
その前に失敗すると大変なことになりますので十分気をつけて作業、組付けを行ってください。
また、サイドブレーキの機構は専用の治具(SST)がなければ組み付け二次結構苦労しますのでそこは考えて作業を行ってください。
まぁ・・・それが原因で事故っても・・・自分の責任ですよ。
まずはキャリパとブレーキホース、サイドブレーキワイヤを切り離します。
サイドブレーキはピンで固定されていますのでそのピンを抜くことによって簡単に外れます。
キャリパを外しましたらホースからブレーキフルードが漏れてくるでしょう。
まぁ何とかして止めてください。
キャリパを車から外しましたらサイドのレバーを外します。
バネを外し、ネジを取ってください。
次にレバーのストッパ、レバー、ブーツを取り外します。
レバーは固着していると抜くのに結構硬いですが軽くハンマーでたたいてあげると少しずつ外れます。
同じく、ブーツですがキャリパに圧入されていますのでこちらもマイナスドライバなどで軽くたたいてあげると外れます。
ここまで外れましたらピストンを抜きます。
フロントと違いエアーを使用しなくともペンチなどで反時計回りにまわしてあげると簡単に外れます。
それにしても・・・外れたピストンの汚いこと・・・。
ピストンを外しましたら次にピストンのブーツを外します。
簡単なバネのような針金で止まっていますのでその針金を外してしまってください。
でこれがピストンを抜いたキャリパの中身です。
上の写真のピストンない右側にも見えますようにCリングを外さなければサイドブレーキの機構は外れません。
もし組みつけが大変なのでブーツ関係のみのでいいという方であればこの作業はしなくても良いと思います。
結構組み付け時に大変です。
で外し方ですが先の細いラジペン、または専用のCリング外しで外してください。
私の経験上・・・ラジペンはやめた方が良いでしょう。
先曲がりで細めのCリング外しがベストかも・・・。
Cリングを外しましたらサイドの機構を抜き取ります。
この部分を取り外しましたら奥にキーが見えると思いますのでこちらも抜いてしまってください。
このキーを抜きましたらサイドのレバーを止めていたネジが外れます。
で残りの周りのゴムを外します。
ピストンを抜いた中を見ますと途中に黒いゴムが入っていますのでこちらも細いドライバなどで外してください。
ここまででキャリパ本体が全てばらばらになったと思います。
後は洗浄をじっくりと行ってください。
戦場を行いましたら組みつけの作業へ移行します。
サイドのレバーが刺さる部分ですがベアリングになっていますのでしっかりとグリスアップしてください。
そこへネジ部分を差し込みます。
もちろんグリス付ですよ。
次にキーを差し込みます。
と言いましてもグリスに乗せるといった感じですが。
付属のOリングを組み込みます。
しっかりOリングの部分など利グリスを塗ってください。
奥の切り欠きに合わせてプレートの一枚目を入れます。
バネの押さえ板?、ばね、バネ外れ防止板?を入れていきます。
バネを縮めてCリングを組み込みます。
私はロングのソケットとショートバーを万力に挟み込んでバネを押し付けCリングを組み付けました。
ラジペンでは・・・太くて結構きついです・・・。
サイドのレバーを組み立てていきます。
ブーツは大きめのソケットで打ち込んでください。
ピストンをねじ込みます。
残りのブーツを取り付けていきます。
で最後にキャリパ本体を組み立てて完成!!です。