ダイレクトイグニッションにする U

ダイレクトイグニッションにしてエンジンの拭け上がりも良くなりましたが
いくつか問題点があります。
1つ目にドエルデューティ(ドエル角)を変更しなければコイルにかなりの熱が溜まる。
2つ目に今まではイグナイタから回転信号を取っていたがダイレクトイグニッションにはその出力が無い。

1つ目の問題は
ドエルデューティ(初めは3.0ms)が長いとコイルがパンクしてしまいそうなので、
MoTeCでドエルデューティ(ドエル角)を短め(安全をみて1.0ms)に設定しました。
次にライズトリガーにしてみたのですが、どうもうまくアイドリングしなかったのでフォールトリガに戻しました。
(これはMoTeC導入当初からフォールトリガだったのでセッティング自体がこちらに合っているような感じでした。)

他のECUにこの機能があるのかは不明ですが調整は必要だなと思いました。
もしこの機能が無いのであれば74HC123というICを利用すれば簡単にドエルデューティ変更回路が組めると思いますが・・・。

これだけでかなり熱を持たなくなりましたが、実際にサーキットでどのくらい熱を持つのかはわかりません。
3.0ms設定時はアイドリングでも熱を持っていたのに、その1/3の1.0msでどのくらい熱を持たないのか・・・。
エンジンの回転数からすれば1/3の時間でも長いかもしれません。

2つ目の問題は
回転信号が取れない=エアコンを動かすことができない
という図式にもなってしまいます。
簡単な解決策としてはMoTeC自身から回転信号を出す。というのが簡単でしょう。
その出力された回転信号をタコメータとエアコンのコントローラへ入れてあげればよいのですから。

しかし、それではMoTeCを持っていなければ出来ないのかということになってしまいます。
その場合は点火信号から回転数を合成するか、あるいはデスビから回転数を取り出すかという作業がでてしまいます。
どちらかというと点火信号から合成する方が簡単だとは思いますが・・・。

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