4A-G Mode

T50ミッションのオーバーホール

先日の走行でとうとう3速へ入らなくなってしまったミッション・・・。
O/Hしなければ・・・ということでミッションのオーバーホールを行います。

下ろしたミッションです。
汚い・・・。

後で洗浄するとしまして早速バラバラにしていきましょう。
まずはプロペラシャフトの接合部を外します。
ここは下からハンマーで叩くとすぐに外れるはずです。

で次にシフトフォークをセンターへ移動さているバネネジを外します。
左右についています。
しかも左右で色が違いますので覚えていてください。
しかもバネの硬さが違いますので。

スピードメータドリブンを外します。
回り防止のキーを外した後はプライヤで根気よく外します。
と言いましても・・・Oリングがきついだけなので頑張って引き抜いてください。

シフトフォークが刺さっている部分を外します。
この部分は割りピンが刺さっています。
途中まで打ち込みますとカバートに当たりますので当たる手前ピンをでとめてください。
途中までピンが抜けましたら今度は後端のカバーを外します。
ネジを外しましたらカバーが外れますので・・・もしかすると軽くプラハンで叩かなければいけないかもしれませんが。
外れましたらカバーを上へ持ち上げピンがカバーから逃げるようにして打ち込んでいきます。
ある程度ピンが抜けますと今度はアウトプットシャフトに当たりますので横へネジってシャフトからピンを逃がしながら抜いてください。

抜けるとこのようになります。

ベルハウジングを外します。
ネジは・・・全部で7本だったような・・・。
クラッチの粉などでかなり汚いので・・・ネジが見えません。

ここまで分解しましたらバックランプのセンサを外します。
センサの奥にはチェックボールが入っていますので失くさないようにしてください。

せっかくなので洗浄です。
灯油でもガソリンでも・・・。
お好みの火気厳禁製品を使用して綺麗にしてください。

本体ケースを分解します。

カウンターシャフトを外すと簡単にメインシャフトが抜けます。
メインシャフトが抜けましたらスピードドリブンのギアを抜いてください。
前後にCリングがありますが簡単に外れます。
ギア自身も簡単に抜けるはずです。

インプットシャフトのベアリングを外します。
Cリングを外してベアリングを抜きます。
なかなか硬いのですが・・・プレスも無いので叩いて抜きます。

ベアリングを外しましたらシャフトを良く洗浄しオイルを塗りながらベアリングを打ち込みます。
ちなみにこの部分は4速です。

アウトプットシャフトを分解していきます。
まずはベアリングを・・・。
プレスが無ければかなり辛いです。
叩くこと3時間・・・やっと外れました。
ここからはCリングが多数ありますのでその都度外してください。

ベアリングを外しましたら5速を抜き取ります。
抜き取りましたらベアリングが再利用可能かチェックしてください。
ついでに5速とバックのスリーブをばらします。
スリーブキーに止まっているバネを外しますとキーがかなりフリーになりますのでスリーブを抜き取ることが出来ると思います。
それがこの写真です。
キーの上下とスリーブの方向は記憶していてください。