リアに車高調を入れる
AE86には珍しい車高調を手に入れましたので取り付け方法をレポートしたいと思います。
その前に皆さんもあまりお目にかかったことのないこの部品の構成を説明したいと思います。
簡単なところから差し込み式車高調整ネジ部、そしてそのネジ部の径に合ったバネ。
次にピロアッパーマウント、そしてそのアッパーを受けるアルミブロックからの構成になっております。
こちらがその構成部品です。
左からアルミブロック、ピロアッパ、バネ、車高調整ネジ部です。
ちなみにこちらのバネ構成はID60です。
まずはリアショック(AE831)を取り外します。
次に車高調整ネジ部をAE831へ取り付けます。
この時、AE831上部の溶接部が差し込み部の径より大きい場合は溶接部を軽く削って差し込んでください。
またネジ部全体をバネの受けが容易に動かせることを確認してください。
もし動かない場合、ネジ部に潰れがないかを確認し、もし無いようであればオイルを吹き付けワイヤブラシで磨くと容易に動かせるようなネジ山に変えることが出来ます。
私の場合もこの作業のみで2時間もかけてしまいました。
次にピロアッパ、直巻きバネを取り付けます。
次にピロアッパを受けるためのアルミブロックを取り付けます。
こちらのアルミブロックは左右非対称になっているので取り付けには十分注意してください。
ピロをアルミブロックに挿しましたら抜け防止のプレートを固定します。
この時ピロの抜け防止板の固定ネジですが普通の六角では入らないので短く削った六角レンチを用意しておくと今後のメンテが楽になります。
また、ピロ部が刺さる所に腐食がありますと刺さる所に腐食が発生していますとショック本体が刺さりませんので軽くオイルとペーパで磨いておくと後々交換作業が楽になると思います。
こちらが最終的に組み付いた状態です。
ただ、今までよりショック上部が下に移動しましたのでストロークが長くなったような錯覚に陥ります。
付けた感じですがヘルパースプリングがあるといいのかも・・・。
実際に試乗した感覚ですがやはり直巻きバネという感じです。
荒巻きバネを使用していたときのようなゴツゴツ感が無くしなやかな感触を示しました。
ただし実際にサーキットを走ったわけではないので何とも言えませんがかなり良さそうな感触です。
今の時代、86にもリヤ車高長が必要になってきたのかなと感じさせる一品でした。