点火タイミングを考える
ここでは自分でノーマルECUから点火信号を作ろうという方や
TOYOTAの点火信号は一体どうなっているの?という方に読んでいただければと思います。
実際にオシロスコープを接続し計測しているわけではないのですが
TCCSマニュアル(TOYOTA COMPUTER CONTROLLED SYSTEM)を参考にしたところ
以下のような点火タイミングになっているようです。
画像をクリックしていただければ拡大することが出来ます。
同時点火の場合、4気筒ですと1、4番が一つのタイミング、2、3番が一つのタイミングとなります。(4A-Gはこの部類です)
6気筒の場合1、6番、5、2番、3、4番がそれにあたります。
通常のデスビ(デストリビュータ)では、この点火信号とデスビ内のピックアップによって点火時期を決定しております。
と言うのも点火信号を受けたイグナイタがコイルへの通電をはじめたときデスビ内のピックアップが接触しているからです。
ですが、ダイレクトイグニッション等(4A-GZのイグナイタなど)ではECUで点火タイミングのパルスを発生しているだけです。
基本的にはECU側で進角し、イグナイタもしくはダイレクトイグニッションコイルで点火しているのでこのパルスを利用し点火すればエンジン自体は動きます。
しかし、点火信号だけで制御行うとコイルにかなりの熱が溜まってしまうこととなってしまいますので
ドエルデュ―ティ(ドエル角)を調整できる回路を信号間に接続することで解決できるのではないかと思っております。
もし、調節しないで点火をした場合、コイルの発熱によってコイル自身を破損してしまう可能性があるのです。
巷ではビッツやアルテッツァのコイルを使用して・・・等の流用は聞きますが
実際にはどんなコイルを使用してもプラグとコイルの接点が接触していれば制御方法は一緒です。
ただ、端子の番号が違うのでディーラへ行って配線図を見る必要は出て来ますが。
もし、時間があるのであればノーマルの4A-GZ点火信号からダイレクトイグニッションコイルを起動する回路の研究を行っていこうかと思います。
ターゲットとなる車は私の友人のAE85SCさんの緑の86です。
彼の車はECUはAE101S/Cですのでターゲットには最適かと思いますので。
ただし、ダイレクトイグニッションコイルの選定は基本的にプラグまで届けばよいと言うことで・・・。
時間があれば回路図をUPしていこうかと思います。
プライベータの方々にも自分で作る回路の楽しみを味わってもらいたいので・・・。